「機能性表示食品」の約2割が、科学的根拠が乏しいことや販売終了などを理由に表示を撤回していたことがわかった。

小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」の原料を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、自見消費者担当相は9日に国会で、新たに外部の専門家による検討会を設置することを明らかにした。

消費者庁によると、「機能性表示食品」をめぐっては、2015年に制度が導入されて以降、届け出は約8200件にのぼっているが、このうち約2割が、科学的根拠が乏しいことや販売終了などを理由に表示が撤回されている。

消費者庁は、届け出を出している約1700の事業者に対して総点検を実施していて、5月末までに方向性を取りまとめるとしている。

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