VR、仮想現実の技術で土砂災害のリスクを具体的にイメージできるシステムを岡山理科大学の教授らが開発し、8月26日、報道陣に公開されました。

(岡山理科大学 防災・減災研究室 佐藤丈晴教授)
「家でどこの部屋にいれば、どこの部屋で寝れば、よりリスクが低いか一目瞭然」

岡山理科大学の佐藤丈晴教授らの研究グループが開発したのは、豪雨による土砂災害で堆積する土石流の深さをVRの技術で立体的に表現した“3D版のハザードマップ”です。

自治体が調査した土砂災害のリスクに関する数値を利用したもので、利用者は、災害時に自宅の周りに流れてくる土砂の量などを歩行者の目線で確認することができます。

(岡山理科大学 防災・減災研究室 佐藤丈晴教授)
「日頃の意識が重要。今、自分のいる場所が安全か、日常から考えてほしい」

3D空間では避難所への道順を確認することも可能で、研究グループは今後自治体などと連携し、システムを防災教育などに生かしたいとしています。

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