JR九州は、昨年度の線区ごとの利用状況と収支を発表しました。宮崎県内のほとんどの線区で、コロナ前の水準まで回復したものの、日南線の油津~志布志間では利用者の低迷が続いています。

県内では、運休が続く肥薩線の人吉~吉松間を除く4路線9の線区が公表の対象となっています。

1キロあたりの1日の平均乗客数にあたる輸送密度は、前の年度と比較ができる4路線8線区で前の年度を上回り、コロナ前の2019年度の水準に戻っています。

一方で、日南線の油津~志布志間の輸送密度は179人で、九州の在来線で最も低くなっています。

また、輸送密度が1日に2000人未満の線区別収支では、日南線の田吉~油津間の赤字額が最も大きく、約7億300万円でした。

県総合交通課は、「油津~志布志間は大変厳しい数字だと認識している。沿線自治体と連携し、利用促進を図りたい」としています。

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