近年、不漁が続いているサンマ漁が今年は例年より早く解禁されることになり、8月8日朝、気仙沼港から大型漁船が出港しました。

気仙沼港では航海の安全や大漁を祈願する「出船送り」が行われ、あわせて9隻の大型漁船が北海道へ向け出港しました。100トン以上の大型漁船によるサンマ漁の解禁日は例年8月20日です。

しかし、近年の漁獲量の低迷を受け、サンマの全国漁業協同組合は今年試験的に、主な漁場となる公海での操業に限り、解禁日を8月10日に前倒ししました。

去年、全国のサンマの水揚げ量は、ピーク時の1割以下にとどまり、水産庁は今シーズンも去年と同じ程度の低い水準を予測しています。

第81豊清丸 中舘捷夫漁労長
「ここ4~5年は低迷しているから、皆さん一致団結で大漁することを前提で出港する」

今年は100トン未満の小型・中型のサンマ漁船も8月10日に漁が解禁されます。

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