宮崎県内の最低賃金を決める審議会が開かれました。先週、国の審議会が示した「50円」の引き上げを目安に、有識者や労使の代表などが県内の最低賃金を決定します。
最低賃金は、パートやアルバイトなどすべての労働者に適用されます。29日に開かれた宮崎地方最低賃金審議会には、県内の弁護士や大学教授などの公益代表委員と労働者と使用者の代表委員、合わせて14人が出席しました。
今年度の最低賃金を巡っては、国の審議会が先週、物価の高騰によって生活が苦しくなっていることなどを踏まえ、過去最高の「50円」引き上げを目安とするよう厚生労働省に答申しています。
最低賃金の全国平均は現在、時給1004円で、宮崎県は897円となっています。審議会では今後、この目安を参考に引き上げ額について議論し、8月中に宮崎労働局に答申します。新たな最低賃金は10月中に適用される予定です。
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