熊本県内における半導体産業の集積のインフラ整備に向けた動きです。木村知事は29日、岸田首相や関係省庁を訪問し、道路整備や上下水道設備への財政支援を要望しました。

【木村知事】
「特別要望で伺いました。よろしくお願いします」

都内の総理官邸を訪れた木村知事は、岸田首相に要望書を提出しました。台湾の半導体製造大手TSMCの進出を契機に、半導体産業の集積が進む熊本県では、周辺の交通渋滞や地下水の保全が課題となっています。

木村知事は今回、セミコンテクノパーク周辺の道路整備や、空港アクセス鉄道への財政支援を要望。

また、竜門ダムの工業用水を利用するための設備や工場からの排水を適切に処理するための下水施設の整備のための財政支援を求めています。

【木村知事】
「岸田首相は、TSMCの誘致が国の経済安全保障の鍵を握る事業として『絶対成功させたい』と、『熊本がしっかり受け入れられるよう支援していく』と。大変心強い言葉をいただいた。TSMC周辺の半導体関連企業集積に伴う県民の不安や不満が和らぐような交通渋滞解消につながると思う」

この他、今回の要望には内閣府や財務省など4つの省庁を訪問し、熊本市や合志市など関連する4つの市と町のトップも同行しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。