子牛価格などの下落が続く中、畜産農家の経営が逼迫しているとして、JA宮崎中央会の栗原俊朗会長や宮崎牛の繁殖や肥育の生産者の代表など合わせて7人が農水大臣に緊急要請を行いました。

一行は、坂本哲志農水大臣に面会し、肥育や繁殖経営の継続のため、経営安定策の強化や国産畜産物の需要拡大対策の拡充などを申し入れました。

(JA宮崎中央会 栗原俊朗会長)
「やってもらわないと農家がいなくなるという思いで来た。見通しがつきませんが、営農が継続できるよう我々も頑張りますが、国にも支援をお願いしたいと思っています」

(宮崎牛肥育牛部会長会 岩崎勝也会長)
「今の経済状態がよろしくないので、買い控えの直撃を受けていて、かなり売れない状況で先行きが不安な状況になっております。国に期待しつつ、これからも頑張っていきたい」

一方、JAみやざきは、和牛の子牛や枝肉価格の低迷、飼料価格の高騰などで、繁殖や肥育の経営は危機的な状況にあるとして、県内の全組合員約4万7000人に5000円分の「宮崎牛消費券」を配布するなど、独自に牛肉の消費拡大対策を進めています。

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