東京が、そして日本が元気だったころの象徴だった喫茶店が17日、リニューアルオープン。

その店は、港区六本木交差点の一角に立つ、ピンクの看板が目印の「アマンド」です。

東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された1964年に生まれた六本木アマンド。
以来、多くの人が集う場所となりました。

バブル景気に沸く、まだ携帯電話のない時代。
たくさんの若者が、このきらめくネオンの下、アマンド前で待ち合わせをしていました。

――どうして六本木に?

訪れていた男性(1988年):
女の子がいっぱいいるからじゃないですか。ワンレンボディコンのお姉ちゃんとかミニスカートを見に

――どこから?

訪れていた女性(1988年):
北海道です。きょう踊りに行くんです、六本木に…。

訪れていた女性(1988年):
やっぱり外国人の人とおしゃべりして…。

訪れていた男性(1988年):
(ここに)週に2回は来るよ…。でも今日来たのは君に会うためさ!

仕事にも遊びにも全力投球。
そんな、かつての若者文化のシンボルだった六本木アマンド。

今回、14年ぶりに行ったリニューアルのコンセプトは、古いものと新しいものの融合です。

看板や店内はシンボルカラーのピンクを基調に、レトロな感じを残しつつも、SNS映えする造りに。

そして、名物のリングシューやパフェなどもSNSでの映え感を大事にリニューアル。

アマンドの社長は、今回のリニューアルを機に“六本木のかつてのにぎわいを再現したい”と話します。

株式会社アマンド・勝俣勉社長は、「待ち合わせのアマンドとずっと言われてましたけど、今も携帯が普及しておりますので、洋菓子喫茶といえばアマンドというような、これからは歴史を作っていければいいなと」と話しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。