雨が少ない今年の梅雨…タクシー会社にとっては売り上げアップにつながる“好条件”が重なっていた。

福島県二本松市の昭和タクシー。
昭和タクシーの安斎文彦社長は「最初から雨の予報ですよって時には、意外と伸び悩むというか、最初から雨なので、外出は控えるよっていう人が多いかもしれませんね」と話す。

<突然の雨は売上アップ>
“売り上げ減”につながる一日中「雨」だった日は、二本松市では6月23日の梅雨入り後わずか1日。雨は「通り雨」など短時間が多く、これが“売り上げアップ”につながった。
安斎社長は「突然の雨だとね。(利用者が)すぐ反応する。電話が鳴り止まなくなりますね。そういう時は少しお待ちいただくような場合も出てくる」という。

<高齢者が利用する晴れや曇りの日が6割>
さらに、利用者の7割を占める高齢者が通院などで利用する傾向にあるのが、晴れや曇りの日。「空梅雨」により二本松市では、梅雨入り後の6割を占めている。
このような“好条件”が重なり、今年の梅雨は2023年と比べると、1割ほど売り上げが増えたということだ。安斎社長は「通常の時よりは、雨が降っているとお客様に呼んでいただけますし、暑い時も歩くよりはといって、タクシーをご利用になる方は多いと思いますね」と話す。

<梅雨は明けても期待>
例年よりもやや早く、週明け頃には梅雨明けしそうなため“好条件”が揃った季節はもうすぐ終わりそうが…。
昭和タクシーの安斎社長は「雨がカラッと上がるのを期待してね。また夜、皆が出てきて、タクシーも忙しくなって、地域の人に役に立てればいいなという風に思っています」と話した。

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