長崎市の大島造船所の香焼工場で初めて建造された船の命名式が9日に開かれ、招待された地元の人たちとともに完成を祝いました。
「この船をCYMONA EAGLEと名づけます。神がこの船とこの船に乗る全ての人に祝福してくださいますように」
「CYMONA EAGLE」は、2022年12月に三菱重工長崎造船所から香焼工場を譲渡されたあとに建造した最初の船です。
長さ約197メートル、幅 約33メートル、3万6000トン余りの中型のばら積み貨物船です。
命名式には長崎市の鈴木市長や地元の住民など計200人が出席し、一番船の完成を祝いました。
この船は大島造船所がギリシャの海運会社から受注し、2023年7月に建造を始めました。
全ての工程を香焼工場で行っていて、7月31日に出航する予定です。
大島造船所 山口眞 代表取締役社長
「香焼工場で1枚の鉄板を切る所から始まって完成させた最初の船ということで、喜びひとしお」「世界を渡って活躍する姿をまたどこかで見たい」
大島造船所の香焼工場では、年間3、4隻を建造したい考えで、今後は水素やアンモニアを燃料にした環境対応型の船をつくることを視野に入れています。
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