ネクスコ東日本は9日、長野県内の上信越道の料金所に勤務していたグループ会社の社員2人を現金を着服していたとして5月29日付けで懲戒解雇したと発表しました。

懲戒解雇されたのはいずれもネクスコ・トール北関東の元社員で佐久料金所にいた57歳と長野料金所にいた43歳の2人で、いずれも料金所の現金を管理する立場にありました。

このうち佐久料金所では2023年12月頃から複数回に渡ってゲートの精算機の現金や金庫で保管していた釣り銭の金を抜き取る手口で223万円余りを着服していたということです。

また長野料金所では4月中旬の2日間に金庫で保管していた釣り銭の金32万円を着服していたということです。

4月に料金所の現金が不足していたことで相次いで着服が発覚し、2人は聞き取りに対し金は借金の返済やギャンブルに使っていたと話しているということです。

着服していた金は全額返済されていますが、ネクスコ東日本では警察に被害届を出して相談しています。

ネクスコ東日本では料金所の現金管理の適正化と更なるコンプライアンスの推進を図り再発防止を図るとしています。

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