原子力規制委員会の山中委員長がデブリの取り出しが予定される現場を視察した。

山中委員長は7月5日福島第一原発を訪れ、早ければ8月にも燃料デブリの試験的取り出しに着手する2号機などを視察した。
デブリの試験的取り出しは、当初、2021年中の着手が予定されていたが、取出しに使うロボットの製作の遅れや、新たなロボットをつくる必要が生じたことなどからこれまで3回延期されている。

山中委員長はデブリの取り出しに向け「安全に進んでいることを確認した」としながら、作業員の汚染や作業ミスによる停電など相次ぐトラブルにも触れ、東京電力に作業員との意思疎通の強化をはかるよう求めた。

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