すしネタの王様・マグロに異変です。“高級魚”ミナミマグロが今、お得になっています。

 どんぶりにしても、刺身でも。さらに、すしネタでも大人気の「マグロ」。

マグロを食べた客
「おいしかったです」
「すごくおいしかったです」

 すしの王様“マグロ”。その価格に今、異変が起きているんです。

 続々と水揚げされているのは本マグロに次ぐ高級魚として知られ、“赤いダイヤ”とも呼ばれるミナミマグロ。

 鮮魚店に、ミナミマグロの価格を聞くと。

魚彩 河岸の市店 西尾文範店長
「この年末と比べるとだいたい2割ぐらい下がっている」

 「ミナミマグロの中トロ」は、例年3000円程度だったものが1737円。

 今が食べ時の“ミナミマグロ”にこだわったすし店が都内にありました。

 この老舗店では、知名度のある本マグロをあえて使わず、ミナミマグロ一筋。“ミナミマグロ”の魅力とは。

扇寿司 笈川精一郎さん
「まず味が濃厚。脂が強い。甘みも強い。ミナミマグロの味に慣れちゃうと、本マグロの脂が物足りない感じがする」

 人気のミナミマグロが、なぜ安くなっているのでしょうか。

 コロナ禍が明け、国内の供給量も増えていますが、他のマグロに比べて知名度が低く、需要が多くありません。さらに、冷凍で在庫がたくさんあり、価格が下がっているということです。

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