SNSを通じて知り合った人からお金をだまし取られる「SNS型ロマンス詐欺」を未然に防いだとして、宮崎市の銀行員の女性に宮崎北警察署から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、みずほ銀行宮崎支店に勤務する宮後利枝さん(61)です。宮後さんは5月、銀行の窓口で宮崎市に住む70代男性から海外への送金方法について尋ねられました。

話を聞くと、男性はSNSを通じて知り合った中国の女性から日本に来るための交通費30万円を要求されていることが判明。2人に面識がないことから詐欺の可能性が高いと思った宮後さんが警察に通報し、被害を未然に防ぎました。

(みずほ銀行宮崎支店 宮後利枝さん)
「銀行に勤めている以上、最終的にお客様がお振り込みにお見えになったりするとき・その場でありますのでお客様の話をよく聞いてこういったことを防いでいきたい。」

警察によりますと、SNSを通じて知り合った人が投資名目でお金をだましとる「SNS型投資詐欺」や親近感や恋愛感情を抱かせてお金をだましとる「SNS型ロマンス詐欺」の被害が全国で相次いでいて、県内では今年1月から5月末までに32件、総額約3億1500万円の被害が確認されています。

警察では「SNS上でお金の話が出たら怪しいと思って振り込む前に相談してほしい」としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。