池袋の「顔」が変わります。アメリカの投資ファンドの傘下となった西武池袋本店が、売り場面積を半分にして来年1月から順次リニューアルオープンすると発表しました。

きょうも多くの買い物客で賑わう「西武池袋本店」のデパ地下。

「遅くまでここはやっているので、仕事帰りに買い物して帰れる。本当によく使っている」

そごう・西武をめぐっては去年9月、当時、親会社だったセブン&アイ・ホールディングスがアメリカの投資ファンドに売却。ファンドと連携するヨドバシホールディングスが「西武池袋本店」の土地などを取得していました。

今回発表された全面改装の内容は…

まず、地下1階と2階の「デパ地下」には新しいブランドをふくめ、およそ180店が出店。高級ブランド売り場は、面積をおよそ1.3倍に拡大し、今回の改装で「ラグジュアリー」「コスメ」「デパ地下」を中心に強化します。

ただ、全体でみると8万8000平方メートルある百貨店の売り場は半分に。もう半分には、家電量販店「ヨドバシカメラ」が出店します。

「個人的に買っているお店からは閉店のお知らせが届いている。寂しいです」

そごう・西武は、客のニーズが高い分野に特化し、売り場の面積が半減しても収益を確保したい狙いです。

限られた売り場面積で顧客をどう呼び込んでいくのかが今後の課題となりそうです。

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