手頃な価格だったサーモンが、マグロよりも高値に!そこでいま注目なのが、国内で養殖されている全国の「ご当地サーモン」です。種類も豊富で、味も個性派揃い!その魅力とは?
■大きくわけて2種類“ご当地サーモン”の違い
熊崎風斗キャスター:
国内で養殖されている、いわゆるご当地サーモンについてです。
農林水産省の公式Xに掲載されている“ご当地サーモン”の全国マップ(2020年3月時点)によると、全国で91種類あるそうです。
一方でサーモンに詳しい方は…
全日本サーモン協会 サーモン中尾さん
「“ご当地サーモン”は今、100種類以上あると思います。ご当地サーモンの魅力は地域で味が違う。個性派ぞろい」
どんな味がするのか試してみました。
千葉県産「おかそだちサーモン」では、サーモンの美味しさはありつつ、やさしさがある感じがします。やわらかさというか、ふんわりとした食感といった印象でした。
青森県産「津軽サーモン」では、食感がしっかりしています。かたいとかではなくて、スジも全くない。その後、サーモンの脂で全体が溶けていくような感じがありました。
津軽の方が身がしっかりしていて、千葉・木更津の方がちょっとやわらかいイメージでした。
有名なノルウェー産の方が脂の乗りは多いそうなんですが、個人的には結構脂が乗ってる感じもしました。大人の方は、国内のご当地ものが好きという方も非常に多いそうです。
全日本サーモン協会のサーモン中尾さんは「“ご当地サーモン”は2種類ある」と話します。
千葉県産「おかそだちサーモン」(淡水養殖)については「味わいさっぱり」といいますが、青森県産「津軽サーモン」(海水養殖)は「脂乗りが良い」ということです。
大きくわけて、この2種類といいますが、細かく言うと地域によって差があるということでした。
■キャビアが乗った「サーモンラーメン」も
熊崎キャスター:
東京・蔵前の「Stage by Ethical Spirits」では、静岡県産の「富士山サーモン カルパッチョ ハーブオイル」(1500円)を提供しており、味について記者は「ハーブの香りに負けないくらいサーモンのうまみがあり、すごく美味しい」と感じました。
ノルウェー産との違いがわからないくらい、味・食感もしっかりしていたそうです。
さらに、東京・神楽坂の「サーモンnoodle3.0」では、サーモンラーメンが食べられます。
「白サーモン」(950円)というメニュー、福島県産の「阿武隈川メイプルサーモン」が入っています。サーモンの上にはキャビアがあり、サーモンとラーメンが一緒に食べられます。
実食した記者は「サーモンの脂身が口の中で溶けていって、一気にマリアージュというか、全てが一緒に合わさると余計に美味しさが増す」と感じたそうです。
商品名に「メイプル」と入っていますが、カナダから卵を持ってきて養殖しているのが由来しているそうです。
■サーモン いつから輸入始まった?
熊崎キャスター:
そんなサーモンは、いつから輸入開始したのでしょうか。
財務省「貿易統計」によると、ノルウェーからは1984年に輸入を開始したそうです。
当初はあまり人気がなかったというサーモンですが、1986年にはシブがき隊「スシ食いねェ!」が発売されました。
しかし、歌詞には、ネタが28種類も登場しますが、サーモンは入っていないんです。
その後の回転ずし人気の高まりとともに、サーモンも人気が高まっていったということです。
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