旬を迎えるサクランボですが、去年の猛暑の影響で、最高級の品種『佐藤錦』に、2つの実がくっついた状態で育ってしまう現象が発生しています。 農家は打撃を受けています。
■猛暑でサクランボに異変
『双子果』と呼ばれるサクランボです。 通常、花の雌しべは1本なのですが、去年の夏の猛暑の影響で、2本になってしまう現象が起き、そのまま受粉すると『双子果』になるということです。
さくらんぼ農家の今田さんは、
「生産量が半分になった農園もある。双子果は市場で売り物にならない。味は変わらないので、ホームページなどを通じて販売したい」
と話しています。
■梅干し「南高梅」もピンチ
また、和歌山では、梅干しの高級ブランド『南高梅』に異変が出ています。
暖冬などによる不作に加え、今年3月に広範囲で降った雹により、9割近い梅が被害にあい、さらに、今年、大量発生したカメムシの影響も受けています。
梅農園の宇井さんは、
「今年は不作というより凶作。今後、梅干しも2割以上の値上げを考えざるを得ない」
と話しています。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年5月29日放送分より)
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