ドジャース大谷選手の口座から、日本円でおよそ24億5000万円を不正送金した疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者が出廷し、問題発覚後、初めて公の場に姿を現しました。

水原容疑者は現地時間12日午前に身柄を拘束され、その後、連邦裁判所に出廷しました。

問題発覚後、水原容疑者が公の場に姿を現すのは初めてで、白のワイシャツ、黒のスーツ姿で入廷しました。

証言台に立った水原容疑者に判事から被疑事実や黙秘権などの権利が伝えられ、この間、水原容疑者はまっすぐ前を見て、判事の問いかけに対し「イエス」などと答えました。

水原容疑者は時折、周囲を見渡すような仕草も見せていましたが、終始、表情を見る限り落ち着いた様子でした。

15分ほどの手続きの中で保釈保証金が2万5000ドルに設定されました。釈放の条件には、ギャンブル依存症の治療に取り組むことが含まれています。

このあと水原容疑者は保釈金を収め、釈放される見込みで、水原容疑者の弁護士が本人を伴って報道陣の取材に応じるとみられています。

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