違法なブックメーカー(賭け屋)への借金を返済するため、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)の銀行口座から不正に1600万ドル(約24億4900万円)以上を送金したとして、銀行詐欺容疑で訴追された元通訳の水原一平容疑者(39)が12日午後1時45分ごろ(日本時間13日午前5時45分ごろ)、米西部カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。
水原容疑者は同日午前に身柄を拘束され、足枷をつけて出廷した。保釈を申請し、同日中に認められた。保釈金は2万5000ドル(約383万円)。罪状認否は行われなかった。
米紙ニューヨーク・タイムズは、水原容疑者は容疑を認め、当局と司法取引に応じる方向で交渉が進められていると報じている。起訴されて有罪になれば、銀行詐欺罪には最高で禁錮30年が科されるが、司法取引が成立すれば、減刑される可能性がある。【ロサンゼルス中村聡也】
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