中国の習近平国家主席(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省は12日、劉勁松(りゅう・けいしょう)アジア局長が在中国日本大使館の横地晃首席公使を呼び出し、日米首脳会談や日米比3カ国首脳会談に対する抗議を行ったと発表した。中国側は一連の会談で「中国に関する否定的な動き」があったと反発し、日本側に対し「厳正な申し入れ」を行い「深刻な懸念と強い不満」を表明したとしている。

日本大使館によると、横地氏は日本側の立場を説明するとともに、「中国を巡る諸懸案についてわが国の立場を改めて申し入れた」という。日中関係や、ともに関心を持つ課題についても意見交換したと説明している。

中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は12日の記者会見で、日米比首脳会談に対し「いかなる挑発や、対立を激化させることにも断固反対する」と非難した。

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