米国務省は、中国人民解放軍が軍民両面で利用可能な海洋生物の毒素に関する研究を進めており、生物兵器禁止条約(BWC)を順守しているかどうか確認できないと懸念を表明した。今月中旬に発表した軍備管理に関する年次報告書で指摘した。
ブリンケン国務長官は中国の王毅外相との26日の会談で、条約履行を求める可能性がある。
国務省によると、中国は生物兵器の開発につながる可能性がある活動を継続。猛毒リシンやボツリヌス菌、炭疽(たんそ)菌などの兵器化を進めていると報じられているが、BWC締約国として国連に提出している報告書には、こうした活動を記していないと問題視した。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。