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 中東の危機が拡大しています。イランはイスラエルに対して、およそ200発の「極超音速ミサイル」を発射しました。

■数百万人がシェルター避難

空から降り注ぐ火花 この記事の写真

 夜の街に鳴り響く警報音。すると、不気味な光がものすごいスピードで街に落下し、爆発が起きました。

 空から何発もの火花が降り注ぎ、大きな爆発音が響きます。

CNN記者
「火花が地面に落ちている。テルアビブに」
「なんてことだ。すぐ隣に落ちたから、今すぐ移動しないと」 イランによるミサイル攻撃

 日本時間2日午前1時半ごろ、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表しました。イラン政府は、迎撃が難しいとされる「極超音速ミサイル」を使用したとしています。

迎撃し被害はほぼなし

 一方、アメリカのサリバン大統領補佐官は、「イランはイスラエルの標的に向けて200発近くの“弾道ミサイル”を発射した。今回の攻撃は失敗し、効果はなかったようだ」と述べました。

 イランから発射されたのは「弾道ミサイル」だとし、アメリカの軍艦がイスラエル軍と連携して迎撃し、被害はほぼないとしています。

 しかし、現地イスラエルでは…。

CNN記者
「屋上から逃げるぞ。来るぞ、近くにも落ちた」

 イスラエル軍によりますと、発射されたミサイルの数は180発以上。

数百万人がシェルター避難

 イスラエル全土に空襲警報が発令され、何百万人もがシェルターへ避難しました。ANNの取材班も、直ちにシェルターへ向かいます。

避難した人
「悲劇が起きている。すごい音が鳴っていて爆発があって。ここにいる2人の赤ちゃんは大変な状況下にいる」

 なぜ、このような事態となったのでしょうか?

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■イスラエル、レバノン南部へ限定的な地上侵攻を開始

■イスラエル、レバノン南部へ限定的な地上侵攻を開始

ヒズボラ最高指導者 ナスララ師殺害

 先月27日、イスラエル軍はレバノンへ空爆を決行し、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の最高指導者・ナスララ師を殺害。一気に緊張が高まっていました。

レバノン南部へ限定的な地上侵攻

 日本時間の今月1日、イスラエルはヒズボラの拠点がある、レバノン南部へ限定的な地上侵攻を開始したと発表しました。

 そして、始まったイランによるミサイル攻撃。ナスララ師が、殺害されたことへの報復とみられています。

イラン

 ロイター通信は、イラン国営テレビを引用し、イランはイスラエルが報復した場合、「より破壊的で破滅的な対応」になると警告したと伝えました。

イスラエル

 一方、イスラエル軍のハガリ報道官は、イランのミサイル攻撃を踏まえ「我々は行動する」と述べ、反撃を示唆しています。

(「グッド!モーニング」2024年10月2日放送分より)

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