今回のイランの攻撃を受け、今後イスラエルはどう対応するのでしょうか。エルサレムから報告です。
(松本拓也記者報告)
イスラエルのネタニヤフ首相は緊急で開かれた安全保障会議の中で、早速、イランへの反撃の意思を示しています。
その中で「イランは間違いを犯した」「代償を必ず払うことになるだろう」と述べています。
イランは4月にもイスラエルへの攻撃を実施していますが、アメリカの国防総省は今回のイランから発射されたミサイルがこの時の倍の規模だったとの見方を示しています。
標的は軍の施設などだったとされていますが、これまでのところ大きな被害は報告されておらず、ネタニヤフ首相は防空システムが攻撃を阻止したとしてイランの攻撃を「失敗」だと断言しました。
一方、地元メディアは情報筋の話として、イスラエルの反撃が「中東全域で行われる」と広範囲に及ぶ可能性を伝えています。
これまでイスラエルが直接的に戦闘を続けてきたハマスやヒズボラに加えて、これらの組織の後ろ盾でもあるイランへの反撃も加われば、戦火が中東全体に拡大することになります。
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