さらに不安定となっている中東情勢ですが、今後はどのような展開が考えられるのか、イスラエルのテルアビブで取材を続ける増尾記者の中継です。

今後の焦点は、報復を明言しているイスラエルの反撃がどのようなものになるかです。

イスラエルは今年4月にイランからの大規模攻撃を受けた際はおよそ5日後に反撃を行いましたが、規模としては極めて抑制されたものでした。

一方で今回のイランの攻撃は、弾道ミサイルを180発以上撃ち込むという規模の大きいもので、イスラエルとしては前回よりも反撃の度合いを強める可能性が考えられます。

ただ、その度合いや攻撃の対象次第では、さらにイランが反撃するなど、攻撃の応酬に発展する可能性も含んでいるほか、今回はイスラエル軍がレバノンに地上侵攻を進めるなかで、反発するヒズボラなど親イラン武装組織が全面的にイランの攻撃に加わる可能性もあるなど、前回よりも不安定要素が多くあります。

中東情勢の今後についてはイスラエルの次の一手がカギを握っていて、当面は予断を許さない状況が続いていきます。

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