アメリカ政府の機密文書を暴露した罪に問われていた「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏が、釈放後初めて公の場で事件について証言しました。

記者
「いまアサンジ氏が姿を見せました。12年にもわたる亡命や収監生活について語るものとみられます」

1日、人権保護などを扱うヨーロッパ評議会の公聴会に現れたジュリアン・アサンジ氏。

自身が創設した「ウィキリークス」でアメリカの軍事機密を次々と暴露し、スパイ防止法違反などの罪で起訴されましたが、司法取引が認められ、今年、およそ12年ぶりに自由の身となりました。

公聴会でアサンジ氏は今年6月の釈放後、初めて公の場で事件について語りました。

ジュリアン・アサンジ氏
「私はジャーナリズムという罪を認めた。情報源から情報を入手するという罪を認めた。私は最終的に、実現不可能な正義よりも自由を選んだ」

ヨーロッパ評議会は加盟国のイギリスに対して、アサンジ氏が収監中に非人道的な扱いを受けていたかなどを調査するよう求めています。

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