イスラエルによるレバノンへの地上侵攻が懸念されるなか、イスラエル軍は、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の拠点に対する空爆を続けています。
イスラエル軍は29日、「この数時間でヒズボラの発射装置や武器庫など、数十の拠点を攻撃した」と発表しました。
イスラエル軍がレバノンへの地上侵攻に踏み切るかが焦点となっていますが、アメリカのABCテレビは、政府当局者の話として、「小規模に始まった、あるいは始まろうとしている」と報じました。「イスラエルが侵攻の実施を決定したとは思えないが、準備はしている」としましたが、「侵攻の範囲は限られたものになる」との見方を伝えています。
一方、レバノンのミカティ暫定首相は29日のテレビ演説で、イスラエルとヒズボラの緊張激化を終わらせるためには“外交でしか解決できない”と話しました。
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