中国の王毅外相は28日、ニューヨークでの国連総会一般討論で、台湾は中国の「不可分の領土」だと演説し「必ず完全統一を実現する」と強調した。「統一は歴史の必然で、いかなる勢力も阻止できない」と指摘し、台湾問題で対立する米国を強くけん制した。
王氏は「アジアで対立をあおる勢力に断固抵抗する」とし、インド太平洋地域で多層的な対中包囲網を築く米国を批判した。「平等で秩序ある世界の多極化」を提唱し、米欧主導の国際秩序に対抗する姿勢を示した。
国連での新興・途上国「グローバルサウス」諸国の発言力を強化すべきだとも訴え、グローバルサウスに寄り添う立場をアピールした。(共同)
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