イスラエルによるレバノンへの地上侵攻が懸念されるなか、イスラエル軍は、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の拠点に対する空爆を続けています。

イスラエル軍は29日、「この数時間でヒズボラの発射装置や武器庫など数十の拠点を攻撃した」と発表しました。

イスラエル軍がレバノンへの地上侵攻に踏み切るかが焦点となっていますが、アメリカのABCテレビは、政府当局者の話として、「小規模に始まった、あるいは、始まろうとしている」と報じました。

「イスラエルが侵攻の実施を決定したとは思えないが、準備はしている」とした一方で、侵攻の範囲は「限られたものになる」との見方を伝えています。

これに先立ち、バイデン大統領は、地上侵攻に向けた動きをけん制しました。

アメリカ バイデン大統領
「(Q.レバノンへの地上侵攻は避けられないか?)停戦すべき時だ」

ただ、イスラエルが「ヒズボラ」の指導者ナスララ師を殺害したことについては「アメリカ・イスラエル・レバノンの数千人の犠牲者にとっての正当な措置だ」と評価しています。

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