ニューヨークで開かれている国連総会に紛争当事国の首脳が集まるなか、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの侵攻を止めるため各国に行動を呼び掛けました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアは国連憲章の下で正当化できないことを行ってきた。だからこそ、この戦争は話し合いでは沈静化できない。行動が必要だ」

 ゼレンスキー大統領は、安保理会合で各国の団結を呼び掛けるとともに、ロシアが原発への攻撃を準備していると主張しました。

 一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナの参加に厳しく反発したうえで、「西側諸国はまたしてもウクライナ問題という陳腐な話題に時間を費やした」と批判しました。

 これに先立ち、きょうから始まった一般討論演説では、アメリカのバイデン大統領がパレスチナ・ガザ地区を巡る停戦交渉を早期に妥結するよう訴えました。

 一方で、攻撃を続けるイスラエルに対し、トルコのエルドアン大統領は「ガザは子どもや女性たちの世界最大の墓地になった」と強調しました。

 また、カタールのタミム首長は、レバノンへの攻撃もやめるよう強く求めるなど、中東各国の首脳らから非難が相次ぎました。

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