中国の武漢で今、無人タクシーの運用が加速している。通常よりも安い料金が人気の一方で、タクシー運転手たちからは懸念の声が上がっている。
■自動運転タクシーの安全性は?
自動運転タクシー この記事の写真中国で今、導入に向けた動きが急速に進んでいる自動運転タクシー。運営するのは中国のIT大手「百度」だ。
中でも、湖北省武漢市では24時間365日、およそ500台の自動運転タクシーが走っているという。
配車アプリお客が、専用アプリで乗車地と目的地を指定すると、いる場所に配車される。
後部座席にモニター後部座席にあるモニター操作で走り出し、経路や交通状況もモニターで確認できる。
レーダー等で道路状況を把握さらに搭載されたレーダーなどで道路状況を細かく把握し走行する。
ただ、気になるのはその安全性だ。
歩行者を認識して対応映像には道路を横断する歩行者を認識し、対応する様子も映っている。
Uターンをうまく曲がりきれず右折は、特に問題はないようだ。しかし、Uターンする際にうまく曲がりきれず、後続の有人タクシーに追い越される。
他の車にぶつかりそうになる場面もそしてバックし切り返そうとすると、後ろから来た車に危うくぶつかりそうになるが停止した。
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■タクシー運転手に危機感「収入に影響」■タクシー運転手に危機感「収入に影響」
運賃気になる運賃だが、有人タクシーの初乗りは18元(約370円)に対し、自動運転タクシーは4元(約80円)とかなり安い。
このため利用する市民が増えているのだが、タクシー運転手からは懸念の声が上がっている。
「収入に影響が出ている」 タクシー運転手「収入に影響が出ている」
「近所の人が自動運転タクシーを呼ぶのを目撃して、自分の将来に不安を感じた。誰もが腹をすかせることになる」 「政府は市場への介入を強めるでしょう」 英紙「エコノミスト」の経済学者
「政府は、道路上の自動運転タクシーの割り当てを制限するなど、市場への介入を強めるでしょう。さらに、失業する可能性のあるドライバーの雇用支援も強化するでしょう」 運用加速
百度は、2030年までに中国100都市に拡大する計画を発表。武漢市でも今年末までに車両数を1000台に増やすとしている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月21日放送分より)
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