天皇陛下が皇居で田植えをされました。皇居では稲だけでなく、「蚕」を育てる養蚕も雅子さまが行われています。陛下や愛子さまも参加される「令和流」です。

■長靴姿で水田へ 皇居で“田植え”

 長靴を履き、皇居の水田に入られた天皇陛下。毎年恒例の田植えです。うるち米ともち米の2種類の苗、合わせて20株を植えられました。

 苗は先月に陛下がまかれた種もみが育ったものです。陛下は春に種もみをまき、初夏に田植えをし、秋に稲を刈られます。

 皇居での稲作は農家の苦労を感じるために昭和天皇が始められたものです。その後、上皇さま、陛下へと伝統として引き継がれています。歴代天皇により、稲作を通じて五穀豊穣(ほうじょう)が祈願されているのです。

■歴代皇后は“養蚕”も

 皇室で継承されている伝統といえば蚕の飼育です。明治時代以降から代々、皇后が取り組んでいます。雅子さまも美智子さまから引き継がれています。

 雅子さまの飼育は“令和流”なのでしょうか。これまで歴代皇后が行ってきた作業に陛下、そして愛子さまも参加されています。

 愛子さまも小学校時代に授業でもらった蚕を何世代にもわたって育てられているといいます。“養蚕”の技術を失われないようにしつつ、伝統が継承されています。

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