打ち水される太宰府天満宮の参道を歩く人たち=福岡県太宰府市で2024年9月2日午後3時51分、金澤稔撮影
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 福岡県太宰府市で18日、最高気温が37・5度と35度以上の猛暑日となり、年間の猛暑日が計60日になった。1年のうち約2カ月が猛暑日という計算になる。太宰府市では、それまで国内最多記録だった群馬県桐生市の計46日(2023年)を5日に更新した後も、猛暑日が続いている。

 気象庁によると、9月の猛暑日数でも福岡県久留米市、大分県日田市と並んで計14日となり、10年に群馬県伊勢崎市や埼玉県熊谷市などで記録した計10日を更新している。太宰府市の9月の猛暑日は23年が計1日、22年は計3日、21年はゼロだったことから、24年の暑さが際立つ。

 福岡管区気象台によると梅雨明け以降、天気の良い日が続き、9月に入っても高気圧に覆われた状態が続いているのが要因。今後は前線が南下して雨天となり、気温が下がる見通しという。

 太宰府市内には、かつて朝廷の出先機関・大宰府が置かれたほか、「学問の神様」で知られる太宰府天満宮がある。【長岡健太郎】

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