名古屋市教育委員会が多数の教員団体から校長職などに推薦する教員名簿とともに金品を受け取っていた問題で、市の調査検証チームは28日、「名簿、金品の授受で人事が不当にゆがめられたことは確認できなかった」とする最終報告書をまとめた。報告書を受け取った河村たかし市長は報道陣に「(ヒアリングした関係者らが)しゃべらんかっただけ。何の影響もなかったなんて通るわけないがね」と憤った。
河村市長はまた、市教委側が教員OBらに人事異動案を事前に見せていたことを踏まえ、「金をもらいボスには事前に見せて人事をやっとった。市民の皆さんにどうやったら信頼回復できるのか。ものすごい重い十字架を背負わされた」と話した。【加藤沙波】
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