今年1~6月に自宅で死亡した1人暮らしの人は全国で3万7227人(暫定値)おり、うち65歳以上の高齢者は76・1%の2万8330人だった。警察庁が28日、発表した。同時期に警察が取り扱った遺体は10万2965体で、全体の27・5%が高齢の独居者だった。
全国の警察が1~6月に取り扱った自殺を含む1人暮らしの遺体は、年齢別にみると、85歳以上が7498人で最多。75~79歳5920人▽70~74歳5635人▽80~84歳5544人▽65~69歳3733人▽60~64歳2776人――と続いた。
男女別では、男性が2万5630人、女性が1万1578人、性別不詳が19人だった。
発見までの日数は、1日以内が1万4775人(39・6%)▽2~7日が1万2016人(32・2%)▽8~14日が3266人(8・7%)▽15~30日が3234人(8・6%)――だった。
政府は6月に孤独・孤立対策の重点計画をまとめており、孤独死・孤立死を把握するために警察庁が今年から集計を始めた。【山崎征克】
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