1968年に日本に返還された小笠原諸島にある東京都立小笠原高校がアメリカ軍の占領下の時代に島民の進学先だったグアムの高校と姉妹校協定を締結しました。

 小笠原村などによりますと、終戦後にアメリカ軍の占領下に置かれた小笠原諸島には、1968年の日本返還後に都立小笠原高校が設立されるまで高校がありませんでした。

 そのため、島民の多くは1500キロ離れたグアムにあるジョージワシントン高校に進学していました。

 当時の島民の進学先は詳しく伝えられていませんでしたが、去年、小笠原高校に赴任した西村伸二校長が校長室で当時の記録を発見したということです。

 西村校長は今年に入って、ジョージワシントン高校と調整し、8日にデクスター・フロー校長と姉妹校協定を締結しました。

 西村校長は「この歴史と姉妹校の絆を大切にして、生徒の国際交流を活発にしたい」と意欲を語りました。

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