岩手県盛岡市にある鶏のあぶり焼きと生パスタが自慢のレストラン「ビストロアンバー」は、「岩手銀行赤レンガ館」と「もりおか啄木・賢治青春館」の歴史的な名所の間に2023年7月オープンしました。
オーナーの伊藤貴弘さんは、「観光のお客さまとかが来てくれることがうれしい。色々県外のお話が進んでお客さんも喜んでいただければうれしい」と話します。
ビストロの名の通りカジュアルな雰囲気の中で洋食が楽しめる「ビストロアンバー」の春を感じさせる一品は、春キャベツを使ったパスタです。
オーナー 伊藤貴弘さん
「隣のプラザおでっての『さんさん広場』で野菜を仕入れている。そこが岩手県産のものを取り扱っている」
旬の春キャベツとシラスを使ったペペロンチーノは、春キャベツの甘みとシラスの塩味とのバランスが絶妙です。
特注の生パスタはモチモチとした食感でシャキシャキのキャベツとの相性も抜群です。
そしてメニューの中には生パスタの他に「ロティサリーチキン」という気になる文字がありました。
オーナー 伊藤貴弘さん
「看板メニューが岩手県産の『みちのく清流鶏』を使用したロティサリーチキン。フランス語で『ロティール』はあぶり焼きという意味で、低温でゆっくり時間をかけて焼き上げる料理」
東京の「ロティサリーチキン」で有名な店で腕を磨いた伊藤さんは、岩手にもそのおいしさを広めようと手間暇かけて調理しています。
オーナー 伊藤貴弘さん
「低温で骨付きのお肉を焼き上げるのがロティサリーチキンの定義。ディナーだと120℃で30分ほど時間をいただいて焼き上げる。おいしさを逃がさないために低い温度帯で焼き上げていく」
仕上げにバーナーで香ばしさを引き出した自慢のロティサリーチキンは、パリッと仕上がった皮の下には肉汁あふれるジューシーな身が。
そして選べるオリジナルソースもまた伊藤さんの自信作です。
オーナー 伊藤貴弘さん
「個人的にバジルがすごく好きなので『バジルクリームソース』がオススメ。女性のお客さまには『ハニーマスタードソース』が人気。バジルペーストに対して生クリームを合わせたソースは、くど過ぎずバジルの風味も楽しめてチキンにもすごく合う」
これまで東京をはじめ横浜や仙台で修業を積んできた伊藤さんの経験を生かし、ジャンルにとらわれないメニューの数々を提供しています。
オーナー 伊藤貴弘さん
「イタリアの『サルシッチャ』という料理は、数種類のハーブを中に練り込んだソーセージ。東京でスペイン料理やイタリア料理などを学び、国に縛られない色々な料理ができるお店にできたらいいかなと思います」
ビストロアンバーは、自然と歴史的景観が融合した盛岡市の魅力あふれる街並みの中でおいしい料理が楽しめます。
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