水俣病対応にあたる省内の体制を強化すると表明。
立憲民主党・渡辺議員「申し訳ないの一言だけですか、大臣」
伊藤環境相「本当に心の底から申し訳ないと思っておりますし、そういう環境省の体制、これは変えなければならない」
水俣病被害者団体との懇談の場で、環境省の職員が、被害者側の発言中にマイクの音を切った問題では、司会の担当者の台本に「3分でマイクオフ」などと明記されていたことがわかっていて、伊藤環境相は、熊本・水俣市をあらためて訪れ、被害者側に直接謝罪している。
伊藤環境相は、10日朝の閣議後の会見で、専属の審議官を設け、担当部署の人員を増やすとともに、大臣を始め、副大臣・政務官などの各レベルで現地を訪問し、懇談の機会を増やす意向を示した。
この問題で当時、同席していた熊本県の木村知事は10日の会見で、「伊藤大臣はすごく真剣に聞いていたと思う。ああいう事務方の不手際で、せっかくの意見交換、大臣が真剣に聞いてもらったのが台無しになったのは非常に残念です」と述べた。
そのうえで、会の終了後に大臣の側近に対し「運用を見直すよう意見を述べた」と説明した。
木村知事は、2025年以降の運用については、「被害者らにしっかりと向き合っていけるよう大臣に直接伝えたい」と述べた。
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