小林製薬は、「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人の健康被害問題でおよそ38億6000万円の特別損失が出たと発表し、影響が見通せないとして、ことしの業績予想を取り下げました。
■紅麹サプリ「健康被害問題」38億超の特別損失
小林製薬は、ことし1月から3月までの決算を10日に発表し、売上高は去年の同じ時期よりも増えましたが、紅麹の成分を含むサプリを摂取した人に健康被害が出ている問題で、商品の回収などによる特別損失がおよそ38億6000万円発生したと明らかにしました。
■純利益は72%減の「9億7600万円」
これにより、最終的な利益である純利益は去年の同じ時期より72パーセント減って9億7600万円となりました。
■健康被害問題の影響見通せず ことしの業績予想取り下げ
小林製薬はことし1年間の業績について2月には純利益を205億円と見込んでいましたが、健康被害の問題の影響が見通せないとして今回、この予想を取り下げ「未定」としました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。