仙台市太白区長町の商店街で11月29日から道路の一部を利用した社会実験が始まりました。キッチンカーなどが沿道に出店し、にぎわいの創出が期待されています。

社会実験は長町駅前交差点から広瀬橋交差点までの約1キロの区間で行われています。片側2車線のうち歩道側のそれぞれ1車線を規制し、約4メートルの空間を新しく作り出します。

記者リポート
「普段は自転車が通行するスペースにキッチンカーが置かれています。テーブルやイスも設置されているので、ここで飲食ができます」

周辺のあすと長町や長町南に比べて、訪れる人が少ないという地域の課題を解決するのが狙いです。

買い物客
「お店の前で飲んでる方もいたのでああいう方が増えるといいんじゃないかなと思います」
「長町の人たちだけじゃなくていろいろな他の所から来た人たちも楽しめるようになればいいなと思います」

一方、歩道を走る自転車が危険という住民の声に応え、車道に自転車が通行する専用のスペースを設けました。

仙台市長町地域活性化推進室 横内哲室長
「地域の声を踏まえつつ、来年度以降も可能であれば社会実験を重ねた上でどのような通りにしていくか検討を進めていきたい」

道路上に店を出し、コーヒーを振る舞う男性。近くでカフェを営んでいます。

出店者
「道路の脇で出店というのは初めてだったのでどういうふうになるか心配していたんですけど、皆さんゆったり過ごしていただけているので非常にいいのかなと思う。お店の席数は限られているのでテラス席が増えることでキャパを増やすことができる飲食店にとってメリットだと思うので非常に頑張っていただけたらいい」

社会実験は12月1日まで実施され、道路は2日午前6時まで規制されます。

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