JA福井県は、2024年産の主食用の県産米全ての銘柄について、JAから卸売業者などに販売する相対取引価格を、11月分から一律3000円(玄米60キロ当たり)引き上げました。新米が出回って以降で異例の引き上げ幅です。
        
これにより、主力のコシヒカリの相対取引価格は2万2200円、県産ブランド米のいちほまれは2万2800円となりました。
  
JA福井県によりますと、東北や新潟などのコメの主要産地の相場や、民間の卸売業者の買い取り価格との差などを考慮して今回の引き上げを決めたということです。
  
相対取引価格の引き上げで、12月に追加で農家に支払われる清算金も、2023年の300円から2000円に大幅に引き上げられ、異例の上げ幅となっています。
     
JA福井県は「農家に還元して生産者の意欲の向上や県産米の安定した供給につなげたい」としています。
        
Aコープやしろ店は「卸売会社から値上げの話はまだ来ていないが、今後そういった話が来る可能性はある」と話しています。

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