「モペット」と呼ばれるペダル付きの電動バイクを無免許で運転した疑いで、山形市の男性がきょう書類送検されました。県内で、モペットの無免許運転で検挙されたのは、今回が初めてです。

無免許運転と整備不良車両運転・無保険車両運転の疑いで19日に書類送検されたのは、山形市に住む60歳の男性会社員。

警察によると、この男性はことし7月4日朝、山形市内の道路でモペットを運転していた際、法律で定められた原付の運転免許証を持っておらず、必要なウインカーなども備え付けていなかった。
さらに、必要な自賠責保険にも加入していなかった疑いがもたれている。

国交省のホームページに掲載されているモペットのイラスト。
モペットとは「ペダル付きの電動バイク」のことで、自転車のようなペダルが付いているが、電動アシスト自転車とは違い、ペダルをこがなくてもモーターの動力だけで走ることができる。

モペットを運転するには、原付バイクの運転免許証やナンバープレート・ウインカー・ヘッドライト・クラクションなどバイクと同等の装備が必要。

警察によると、モペットに乗る人の中には、こうしたルールを知らず、警察官に声をかけられても「自転車だと思っていた」などと話すケースがあるという。
またモペットに乗る時は「ヘルメット」の着用も義務づけられている。

警察は、「モペットは扱いとしては基本的に原付バイクと同様であり、自転車とは違うという認識をもってほしい」と呼びかけている。
県内で、モペットの無免許運転で書類送検されたのは今回が初めて。

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