保存のあり方が問題となっている福岡県北九州市・旧門司駅の関連遺構の発掘現場で、公共施設の整備に向けた造成工事が始まりました。
北九州市門司区のJR門司港駅そばで始まった造成工事は、老朽化した区役所などを集約する公共施設の整備に向けたもので、15日朝は早速、現場事務所の設置などが行われました。
施設の建設予定地では、これまでに明治期の初代門司駅の関連遺構が見つかっていますが、工事に伴い11月中に取り壊しが始まる見通しです。
遺構についてはユネスコの諮問機関イコモスが国際的な緊急要請、ヘリテージアラートを出すなど複数の学術団体が現地保存を求めています。
これに対し、北九州市は建設を進める方針を変えておらず、遺構の保存方法については取り壊しの開始までに決定したいとしています。
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