福島第一原発2号機の試験的取り出しで採取された燃料デブリは、事故後初めて敷地の外へ運び出され、茨城県の研究施設でX線などを使った分析が行われている。

敷地の外に運び出す前に、東京電力がガンマ線で燃料デブリを測定したところ、ウランが核分裂してできる「ユウロピウム」という物質を検出。核燃料由来とみられるということだ。

現在、分析を行っているJAEA=日本原子力研究開発機構は、数カ月程度で結果をまとめ、一年以内に総括的な評価をする方針。
福島第一原発には、880トンの燃料デブリがあると推計されている。

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