使い方を誤ると発火する恐れもあるということです。

 まもなく11月。寒くなり始めるこの季節に食べる機会が多くなるといえば、あたたかい肉まん。

 しかし、表示されている秒数を守らずに電子レンジで加熱しすぎることで発火。

 そして、この時期は夏に下げていた温度を上げる人が増え始めるのが温水洗浄便座です。突然、モクモクと立ち上る煙。

 秋の味覚のサツマイモも電子レンジで温めすぎると爆発。

 経済産業省がSNSで警鐘を鳴らしたのは温水洗浄便座の発火の危険性について。真っ白な便器の一部が溶けるように穴が開き始め、タンクの下から煙が上がる動画。

 発火以外にも危険性があるといいます。

NITE(製品評価技術基盤機構)製品安全広報課 清水与也さん
「温水タンクの温度制御のスイッチが長期使用で経年劣化してしまって破損していたことで洗浄ノズルから熱水が出てやけどを負った事故があります」

 このような事故が起きるのは水漏れや便座が暖かくならないなどの故障サインを見落とし、修理せずに使用を続けたことが原因だったということです。

 また、掃除をする際にも注意が必要だといいます。

NITE製品安全広報課 清水与也さん
「洗剤については直接吹き掛けてしまうと本体内部に入った時に直ちに腐食してしまったり、トラッキング現象という電気的にショートすることがある」

 洗剤は布にしみ込ませて拭き、便座のふたは閉めず3分以内に流してほしいということです。

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