広島電鉄など広島市中心部の交通事業者は、広島市内の路面電車やバスの運賃を240円に値上げする改定案を提出しました。

広島市中区で開かれた地域公共交通活性化協議会には、広島市や広島電鉄などの交通計画にかかわる事業者が参加しました。

協議会では、広島市内中心部の路面電車やバスの均一運賃を現行の220円から240円に改定する案が提示されました。

今回の運賃改定は燃料費や物価高騰の影響で、交通事業者が人件費が増えるなど、厳しい経営状況に置かれていることなどが背景にあります。

また改定案では利便性の向上を図るため、路線バスの均一運賃エリアを北は不動院、東は矢賀方面まで拡大することも計画されています。

【広島大学・藤原章正教授】
「公共交通だけではなくて街づくりそのもの、道路も含めた一帯で広島型交通システムになると期待している」

今年11月ごろに開催する運賃分科会で協議したうえで、来年2月1日の運賃改定・区域拡大を目指すとしています。

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