日本三名園の一つ岡山後楽園で10月22日、江戸時代の岡山藩主に振る舞われた御膳を再現したイベントが行われました。殿様が味わっていた料理、どんな味がするのでしょうか。
・殿様御膳
・サワラのあんかけ
・ブリの焼き物
・ホタテのなます
・車エビと鮮魚のカステラ など8種類の料理
(三竿雅義記者)
「では早速いただいてみます。江戸時代にタイムスリップした気分です」
22日は事前予約した約20人に、1800年代の岡山藩主が祝いの席などで、岡山後楽園で食べたとされる料理が振る舞われました。
敷味噌(しきみそ)と呼ばれる料理は、島津家から婿養子として池田家に迎えられた7代藩主・池田斉敏が祖父をもてなす際に出されたとされています。
・味噌を敷き蒸したタイやアワビを盛り付け
(参加した人は…)
「殿様が食べたものを食べるというのはビックリ。こういう料理が出ているんだ、というのを聞いて味わいながら食べた」
「すごくおいしかった。食べたことのないものもあったし、大根がすごくおいしかった。お姫様になった気持ちになった」
(主催した岡山県郷土文化財団 万城あき主任研究員)
「いろんな時代の殿様の食べ物が歴史の流れとともに、こういう場面ではこういうものを食べるということを感じて後楽園の中で見てもらうのは有意義だと考える」
岡山後楽園では21日から藩主の居間にあたる延養亭の特別公開が始まっていて、参加した人は料理と一緒に殿様が見た風景も楽しんでいました。
(参加した人は…)
「殿様はこんな良い思いをしていたんだと思って、すごくうらやましい」
殿様の御膳が振る舞われるイベントは22日のみでしたが、延養亭の特別公開は10月27日まで行われています。
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