旬を迎え10月に水揚げが始まった「庄内北前ガニ」について、大きさや形などの出荷基準を確認する「目ぞろえ会」が鶴岡市で開かれた。
庄内浜で水揚げされるズワイガニのうち、「700グラム以上」「生きたオス」「足が切れていない」などの条件を満たしたものを、県は「庄内北前ガニ」のブランド名で、5年前から売り出している。
水揚げが10月上旬から始まったことを受け、22日、鶴岡市の鼠ヶ関漁港では、漁協の職員やカニ漁師などを対象に、出荷の基準を確認する「目そろえ会」が開かれた。
会では、職員が実際に水揚げされたカニで足の欠け具合などを示しながら、出荷できるかどうかを説明していた。
県によると、今シーズンの水揚げ量は良いということだが、北海道沖のオオズワイガニが年間を通して安く流通している影響で単価は安くなっていて、現在は、1キロ当たり7500円~8000円程度で取り引きされているという。
(庄内総合支庁水産振興課・工藤創さん)
「年末の忘年会シーズンに向けてこれから値が上がっていくと思う。漁師も気合を入れて冬の荒波を越えて獲りに行くと思う。茹で・焼き・刺身・雑炊などいろいろな形で食べてもらえればうれしい」
庄内北前ガニの漁は、来年1月いっぱい続くという。
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