去年4月、自転車のヘルメット着用が努力義務化されました。宮崎県内の高校でヘルメットの着用を呼びかける動きがある一方、ヘルメット着用率調査で宮崎県は九州で最下位となっています。

「自転車ヘルメット着用推進リーダー校」に指定されている宮崎工業高校。校内には生徒がイラストを手がけたポスターが貼られていました。生徒会も積極的に活動しています。しかし、現状は…。

(宮崎工業高校生徒会長 関本一輝さん)
「ヘルメット着用率は体感で言うと1〜2割くらい。」

警察によりますと、去年県内で起きた自転車が絡む事故は418件。このうち亡くなったのは2人で、どちらもヘルメットを被っていませんでした。またけがをした407人のうち、ヘルメットを被っていたのは69人、17%にとどまります。

(県警本部交通部交通企画課小森誠課長補佐)
「令和5年(去年)の全国のヘルメット着用率調査では、宮崎は九州地区では7.7%で最下位ということが分かっている。努力義務は罰則がないものであるが、道路交通法に定められている義務は義務。」

県警では今月15日まで行われている春の全国交通安全運動で、自転車のヘルメット着用の呼びかけを強化することにしています。

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