4月、県内の多くの企業で入社式が行われました。
愛知県の企業が行った職場環境についての調査では、新卒入社した会社員のうち約4割が、上司や先輩に相談したいときに相談できなかったことでモチベーションが低下したという結果が出ました。
社員のストレスを減らし、コミュニケーションを円滑に進めるためにどのような取り組みをしているのか長崎市の企業を取材しました。
パソコン画面と向き合うのは新入社員です。
IT機器の販売やシステム開発などを行っている長崎市田中町の扇精光ソリューションズにはこの春、キャリア採用を含め5人が仲間入りしました。
新入社員 下田青空さん
「私は大学で英語の勉強をしていたので、全く違う業界・仕事になるので覚えることが多くてそれは大変だと思います」「もともと希望している部署に入ることができましたし、部署の先輩方が想像以上に優しくて頑張りたいなと思います」
新入社員 金子友哉さん
「(取引先が)官公庁とか学校ってなると社会的な責任も大きいと思うので責任感をもって正確に仕事をしていきたいと思っています」
以前はそれぞれの配属先で研修を行っていましたが、5、6年前からは約1カ月半かけて10を超える全ての部署をまわる研修に切り替えました。
松尾隆宏 執行役員統括部長
「現場から大きく視野を広げていった」「コミュニケーションとか、いわゆるエンゲージメント(社員満足度)にも非常に効果があると思っています」
コミュニケーションを円滑に進めるには、互いの仕事内容を把握し、誰に何を相談したらよいか分かる環境を早いうちにつくることがポイントのひとつといえそうです。
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