来年のカープへエールを込めて…安部さんのコーナーいきたいと思います。
今週も呉市の、あの駄菓子工場に行ってきました。
「ハキ」じゃなくて来年こそは…「カープかつ(勝つ)」

【安部友裕さん・すぐる 冨田誠工場長】
「1日何十万枚とか製造されるんですか?
「1日13万枚くらいですね」
「13万枚!?ほーーー」

呉市広にある本社工場から全国に向け駄菓子の「ビッグカツ」と「カープかつ」を製造する「すぐる」。
前回は、魚肉のすり身を使った板状の「魚肉シート」に、サクサクのパン粉をつけ1枚1枚均等に揚げていく様子を見学しました。

【安部さん・ディレクター】
「うま!今週は何をすると?」
「手伝います」
「手伝います?」

今回は、1日13万枚の量産を支える「カツ」の職人技に迫ります。

【覇気!安部友裕のツイセキ】

「すぐる」の工場長冨田誠さんに再び案内をしてもらいます。

【安部さん・冨田工場長】
「ここ?」
「この作業をやるということですね」
「うちの工場の作業の中でもかなり難易度が高い作業でして、バッターボックスで150キロの球を打つよりも難しいかもしれません」
「視野がここだけでいいのでもしかしたらできるかなと」
「できたらすごいです」
「冨田さんはちなみに…」
「できません」

1枚1枚、袋に「カツ」を入れていく作業。
右手で「カツ」を用意しながら、左手ではなんと、1秒間に2枚のペースで、別の「カツ」をレーンに並べていきます。

【安部さん・冨田工場長】
「並べながら取りながら並べながら入れながら、なくなったらそのまま連続でしながら…こういうのができなかったのでカープでは戦力外通告を受けたという…」
「3割打っていましたよね」
「打っていないです。実際打っていないです」

ちょっと自虐的になってしまいましたが…作業の流れを理解した安部さんー

【安部さん・冨田工場長】
「ちょっと!」
「仕込んでおきました」
「しかもこれ1枚。やっと気づいたこれ。どれだけ視野が狭いん?あれだけ俺、グラウンドでやっていたから視野は広いですとか言って」

粋なサプライズに「ハキ」を注入してもらい、職人技に挑戦です。

【安部さん】
「え、え~~」「あ、あ、あ、あ、あ~」「これ手から離れん」

右と左で別々の作業をしながら、さばき続けるのは想像以上に難しいようで…

【安部さん・冨田工場長】
「ちょっと1回休憩します。分かった。ここだけ見たらだめですね。俯瞰で見て感覚なんです。音を聞きながら全体を見ないといけなんですよ。ですよね」
「(うなずく)」
「邪魔しました」

再び挑戦しますが…

【安部さん】
「すみません、すみません。本当にふざけてないですからね。あ、あ、あ、あ、あ、あ、まってまってまってまって。これはもう迷惑かけるんで、このへんでいいんじゃないですかね。まったく無理です」

たまらずギブアップ…一見、機械にまかせたほうがいいように思えるこの作業。
人の手でやるのにはある理由がー

【安部さん・冨田工場長】
「パン粉がついているせいでオートメーション化が難しいというのがあるんです。入れながらですね実は不良品を見ています」
「そうなんです。さっき向こうに外していたんです」
「そうです。形が悪いとかパン粉がはげているというのははじいているんです」

一貫体制で1日13万枚を製造している「ビッグカツ」と「カープかつ」。
その「美味しさ」のウラには確実で安心な職人の技がありました。

【安部さん・冨田工場長】
「人間の目で見るということですね」
「最終検品に近いということです」
「大切に開けて大切に食べます」
「ありがとうございます。そう言ってもらえると非常にありがたいです」

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